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宇宙人襲来

あまりにも、突然だった

少なくともそれを予感させる出来事も、現象も全く無かった
誰か預言者が事前にこのことを予知していたかもしれないが、
見た限り、皆がみな普段通りの生活を送っていた。

誰もこの事態を予想していなかった
国の気象衛星にも、軍のレーダーにも全く観測されなかった
にもかかわらず、正体不明の物体が宙を浮いて街を見下ろしていた

UFOが地球にやってきたのだ



その場所にいた人々は混乱した。

なんだ、あれは
あれはいつごろから浮いてたんだ?
どうやって浮いてるんだ?
音はしたのか?
どうやって作ったんだ?
誰か、あの正体を知っている奴はいないのか?

通行人はただただ恐れおののき、逃げ惑い、泣き叫んだ
誰かが呼んだのだろう、時間が経つにつれて警察官が集まってきた
しかし集まったはいいものの、警察官たちはその正体不明の物体をどう処理していいか分からず
ただただ見ているしかなかった

すると、その正体不明の物体から亀裂が出来、
その亀裂が徐々に広がり、長方形の形が出来上がった
さらにその長方形が前面にゆっくりと倒れ、斜めになりながら伸びていった
どうやら階段になったらしい
通行人たちは、期待と不安を抱きながらただその光景をみていた

しばらくすると、その階段の奥から一人の二足歩行をする生物が現れた
外見は人間に似ているが、人間にしては少し違和感がある
宇宙人が初めて地上に現れた瞬間だ

あれは、宇宙人だ!

通行人たちはそれが分かるとパニックになったが、
よくその宇宙人を見てみると楽しそうだったり、嬉しそうには見えない
それどころか何かかなり怒っているように見えた

すると突然その宇宙人が声を荒げた
「ここに責任者はいないか!」

「おい!責任者はいないのかと聞いてるんだ!」
怒り心頭の宇宙人
そこに一人の警察官が敵意が無いように振る舞いながら話をした
「今、総理大臣と連絡を取り合っております。迅速にここに来るよう手配していますので少しお待ちください」
「そうじゃない!あの審判のことだ!」
「え?」

「あの馬鹿げた試合は何なんだ!何であのディフェンスラインでオフサイドをとるんだ!
あの誤審が無ければ、俺が応援していたチームは勝っていたのに!」

「あのチームが勝つほうに1000万ペルンも賭けていたんだぞ!大損したじゃないか!
宇宙保護条約で地球に降り立つことは法律で禁止されていたが、あんなふざけた試合を見せられたら
法律もへったくれもない!あの誤審をした審判をここに寄越せ!」

後日、その誤審をした審判が罰として
その宇宙人の星で1000万ペルン分の雑用をさせられたことは言うまでもない
もちろん、「宇宙最大の誤審をした審判」として歴史に不名誉な名前を残したことも言うまでもない
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